学なびコラム第1回 テーマ:学生団体とは何か?

学生団体コラムの第1弾は “学生団体とは何か” がテーマです。
今回は大学のサークルとどう違うのか、という点を焦点に学生団体・サークルに
実際に所属するメンバー同士で話し合った内容をコラムにしてみました。

※このコラムは以下の学生団体もしくはインカレサークルのメンバーにおいての討論の結果、話し合われた内容であり、明確な一つの定義ではありません。また、以下の発言や意見はあくまでも一個人のものであり、団体を代表するものではありません。もしも賛同できる意見や他の考えがあれば是非以下のコメント欄より意見を掲示いただければと思います。

“学生団体”とは何か?

学生以外の方、社会人の方に聞かれたときあなたはなんて説明しますか?
サークルよりまじめ? 社会経験が出来そう? ビジネスに強い?
考えられる学生団体のイメージは様々かと思われます。

法的な概念では、”学生団体”とは任意団体・権利能力なき社団と呼ばれる概念に属する場合が多いです。
勿論NPO・NGOとして認証・登記を行った上で活動している団体もあります。
一言で言えば学生団体とは学生NPOと考えていただければいいと思います。

学生団体とNPO

内閣府が定めるNPOの活動分野は以下の17分野があります。
学なびでは必ずしも下記の17分野の活動に当てはまらなければ登録できない、というわけではありません。
ただ内閣府が作っただけあり、ある程度目的を持った活動としてはMECEなものだと思いますし、
実際登録している団体はなにかしら一つは当てはまるものが必ずあります。
参考にNPO17分野と学なびのカテゴリをまとめてみました。
厳密には団体によって活動の幅があるのでこのかぎりではありません。

  • 保健・医療又は福祉の増進を図る活動
  • 社会教育の推進を図る活動
  • まちづくりの推進を図る活動
  • 学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動
  • 環境の保全を図る活動
  • 災害救援活動
  • 地域安全活動
  • 人権の擁護又は平和の推進を図る活動
  • 国際協力の活動
  • 男女共同参画社会の形成の促進を図る活動
  • 子どもの健全育成を図る活動
  • 情報化社会の発展を図る活動
  • 科学技術の振興を図る活動
  • 経済活動の活性化を図る活動
  • 職業能力の開発又は雇用機会の拡充を支援する活動
  • 消費者の保護を図る活動
  • 前各号に掲げる活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動

学生団体とイメージ

学なびでは学生団体を”学生主体である活動を行っているか将来的に行う、個人あるいは組織”と考えております。
かなり範囲が広いと思います。一般的に”サークル”とイメージされる団体も含まれるのではないかと思います。
ただ、そのような団体に『ウチは学生団体だよ』と言われてしまえば、学なびとしては全く否定できません。
それほど学生団体の定義は曖昧で明確に出来ないモノだと思っておりますし、
学生団体の言葉の定義をするのはそもそも意味のないことであると思っています。

ただ”学生団体”という言葉自体が”学生の団体”以上の意味やイメージを持つのは確かだと思っています。
“焼き肉”と言ったときにが”焼いた肉”に留まらない牛角さんなどのような焼き肉のイメージを与えるのと同様です。
学生団体が、サークルと同義で使われるかというとそうではないと思います。
その”学生団体”の言葉自体が持つイメージや意味がどんなものだろう
ということについて話し合ったのが以下の内容になります。

学生団体について話し合った結果、今後の課題

今回のディスカッションを総合し、”学生団体”と呼ばれる団体が”サークル”と大きく異なる点や”学生団体”が強く有する特徴は
コンセプトが明確であり、社会と強く関わりを持つこと

要旨としては以下のようなことではないかとなりました。

サークルは主催が同時に参加であり、内に向けての主催である一方で、学生団体の場合は外部に向けての主催が比較的多い。つまり活動の対象に第三者が含まれていたり、自分たちの活動を享受するカスタマーが前提として存在する。そのため学生団体の多くは社会に触れる性質を強く持つ。社会の協力を仰いだりであったり、実際に社会人と接触する機会が多い、また何かしらのコンセプトが根幹にあり、それが社会的問題に訴えることが活動の主体であることが多い。それらはビジネスとしてやっているわけではないが、企業が入り込まないような事業を”学生団体”として課題解決に向かう。構成員は金銭以外の面での喜びをやりがいとしている。

これらが現状の学生団体から強く伺えるイメージです。
学生団体を運営している側にとっては”学生団体”という意識が強くあるわけではなく、目的・コンセプトありきで活動している。
活動の過程を鑑みると学生団体と呼ばれるものであるかも知れない。

今後の課題としては、

  • 学生団体は主催を執り行うばかりで、自分たちから参加するという意識が薄い。横のつながりが薄い。
  • 立ち上げメンバー、後続メンバー間の目的の乖離と採用のバランス。
  • 立ち上げメンバーは社会的課題解決を目的にしているところが大きいが、後続メンバー、
    2期以降のメンバーは自己成長・知名度などを目的とするところが少なからずあり、メンバー間の目的の乖離がある。
    しかし、団体存続のためにはそのよなメンバーも採用していかなければならないところもあるため、リクルーティングに課題が残る。

  • 『学生団体』という名称・概念にとらわれすぎない。
  • どこが学生団体が、ウチが学生団体だってのはそもそも他者からのイメージで決まるものだと考えられますので、話し合ってなんとかなるモノではないのだと思います。 他と自団体を比べることに時間を使うよりは、学生団体の本来の目的を達成できる活動に精進すべきなのではないかと管理人は思います。